今年は前半はどうかな、と思ってたけど後半になって面白いインディペンデント系の作品がいろいろ出てきたような?以下は順不同で。
「哀れなるものたち」
ランティモス作品としては「憐れみの3章」よりもこっちのほうがずっと面白かった。大人の寓話。
「デス・ロード」ほどではないとはいえ、アクション満載で満足。トム・バークがかっこええ。
「デッドプール&ウルヴァリン」
個人的に20世紀フォックスの作品でいろいろ仕事に関わった経験があるので、いまは亡きフォックスにささげるエンドクレジットに感謝。
90年代のチープなTVシリーズにまつわる不条理なホラー、というのが俺の世代にはハマるのです。
全人類に嫌われる中年男、という設定が他人事とは思えず涙を禁じ得ない。
往年のクローネンバーグを彷彿とさせる、エグいけど面白いホラー。
「教皇選挙」
最後のオチはちょっと余計だったかもしれないけど、選挙結果に至るまでの展開の描写が秀逸でした。
「Hundreds of Beavers」
欧米の批評家がベストに選んでるので自分も…というわけではないですが。冒頭は白黒のサイレント映画のパロディで下手な展開が続くのでこんなんで大丈夫かいな、と思うものの主人公がだんだん経験と金を手に入れてパワーアップするあたりから俄然面白くなる。監督も認めているように、TVゲームの影響が映画にうまく判例された好例。
「トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦」
昨晩観たばかりなので余韻というかバイアスが残ってるのだろうが、香港映画の黄金期を彷彿とさせる面白いアクション映画だった。吉川晃司を熱唱する悪役!
「The Day the Earth Blew Up: A Looney Tunes Movie」
関係者向けスクリーナーで観たので書くべきか迷ったが、NDA交わしてないし一般公開された国もあるのでいいよね?ということで笑いあり涙ありの傑作スラップスティックアニメ。なぜワーナーはこんなものを売り飛ばしてしまったのか。
最後の3つくらいは無理して選んだ感もあるが許せ。あとは「ゴジラxコング 新たなる帝国」とかも単純に楽しめたはずなのだがよく覚えておらず…。一方で「オッペンハイマー」「シビル・ウォー」「アイアンクロー」「チャレンジャーズ」あたりは悪くないのだけどそこまでかな?という感じ。海外の配信サービスを駆使することで結構な数は鑑賞できている(というかどれも日本公開が遅いのよ)という自負はあるので、感想をただツイッターに書き込むだけでなく、このブログにきちんと記しておくようにしないといかんですね。