コーエン兄弟のCM


石炭業界は石炭がクリーンなエネルギーだって言ってるけど、実際はそんなことないのですよ、という環境団体のコマーシャル。

別にコーエン兄弟がコマーシャルを撮るのは構わないのですが、なんか出来が平凡なような。最後にスーツの男性が裁断機で殺されたりしたら、もっと彼ららしい作品になってたのに。

映画話いろいろ

最近聞いた、面白そうなニュースをいくつか。

・チャウ・シンチーが監督を降板した(出演はする)「グリーン・ホーネット」の監督にミシェル・ゴンドリーが決定。どんな作品になるのかまるで見当がつかない。主演がセス・ローゲンというのが気になるが。

・「ジョナ・ヘックス」が来年夏、「グリーン・ランタン」が来年末に公開予定だとか。後者の監督はマーティン・キャンベルか?ほんの10年くらい前まではグリーン・ランタンの映画化なんて無理だと思ってましたが、最近のCG技術では何でも出来そうですね。

・サミュエル・L・ジャクソンとマーヴェルが9本の映画契約という噂。要するにニック・フューリー役か。しかし9本って何だよ。

「ミニミニ大作戦」の解決法

(ネタバレ注意)60年代の傑作映画「ミニミニ大作戦」のラストは金塊を積んだバスが崖から半分飛び出して宙ぶらりんになるという文字通りのクリフハンガーで終わるわけだが、無事に金塊を確保する方法をイギリスの王立化学会が募集したところ2000ものエントリーがあったらしい。みんなちゃんと金塊の重さとかバスの長さを計算して解決策を導き出しているあたりが素晴らしいなあ。

それで1位に選ばれた案は、まずバスのガラスを割り、タイヤの空気や燃料を抜いてバス全体を軽くし、それから周囲の岩をバスに積みこんでバランスをとってから金塊を確保するというものなんだとか。計算式が複雑すぎて俺にはこれが正しいのかどうか全然分かりませんが。ちなみにあれって企画だけされた続編「THE BRAZILIAN JOB」ではヘリコプターに救出されるとかというオチなんじゃなかったっけ。

アカデミー賞ノミネート発表

なんか全体的に地味だねー。ゲイの活動家の伝記とか、修道院の虐待の物語とか、受賞しても客の入りが伸びるとは思えない作品ばかりのような気がする。

あと「おくりびと」が外国語作品賞にノミネートされたことで日本のマスコミはいろいろ煽るんですかね。前評判からいって明らかに「Waltz with Bashir」の勝ちだと思うんだが。

個人的にはヴェルナー・ヘルツォークの「Encounters at the End of the World」がドキュメンタリー作品賞にノミネートされたのが嬉しい。

映画版「ファウンデーション」の監督決定

なぜかローランド・エメリッヒだと

ということはつまり、銀河の片隅で百科事典の編纂作業にとりかかっていた平和な惑星ターミナスが突然悪の帝国軍のUFOに襲撃され、ついでにでっかいイグアナが出て来て大災害を巻き起こすものの、実はターミナスには古来から伝わるセルダン・プランなるものがありまして、こういった出来事を事前にすべて計算していたためにすんでのところでターミナスは帝国軍を撃破することに成功したのでした…みたいなストーリーになるんだろうか。なんか原作と全然違うような。

「指輪物語」3部作の成功にかこつけてか複数の巻がある小説の映画化がいっとき流行ったけど、その多くが息切れして途中で打ち切られてるわけで(「ナルニア」とか)、この「ファウンデーション」もちゃんと最後まで(3作?7作?)作られるのかえらく不安ではある。