「NCIS: Los Angeles」鑑賞

えぬしーあいえすえるえー。よく考えたらスピンオフ元の「NCIS」ってまっとうに観たことがないんだよな。その更なるスピンオフ元の「ネイビーファイル」は結構好きだったけど。

内容的には普通の刑事ドラマという感じで、アメリカ海軍にまつわる事件をNCISのエージェントたちが解決していく。主人公たちは潜入捜査官という設定らしいけど、あまり地味な捜査とかは行わなくて派手なガジェットとドンパチがメインの作品になるみたい。何も考えずにダラッと観るぶんには悪くないシリーズかと。

主役とその相棒を演じるのはクリス・オドネルとLLクールJ。主役の名前は「G・カレン」というんだけど、「G」が何の頭文字なのか本人も含めて誰も知らない!ホーマー・J・シンプソンみたいだな。あとLLクールJはロックの殿堂入り候補になったらしいですが、最近はミュージシャンとしても役者としても微妙なポジションにいるような。2人の上司をリンダ・ハントが演じてるのが個人的にはプラスかな。

ちなみにNCISの本部にはでっかいタッチスクリーンのパネルが設置されていて、「慰めの報酬」とか「マイノリティ・リポート」とかを観たときにも思ったんだけど、ああいう手で操作するコンピューターって実は不便じゃないのか?長い会議とかやってると筋肉痛になるような気がする。

「Accidentally on Purpose」鑑賞

今秋の新作ドラマはアメリカのトレンドを反映して、年下の若き男たちをあさる年増のオバハン(通称「クーガー」)が主人公の作品がいくつか登場していて、若い女の子を見てたい俺のような者にとっては甚だ迷惑な話なのですが、この「Accidentally on Purpose」もそうした作品の1つ。

ジェナ・エルフマン演じる37歳の女性が上司で恋人だった男性と別れたあと、バーで20代の若きシェフ見習いと出会ってねんごろな仲になり、そのまま彼女は妊娠してしまうことに。そこでシェフ見習いは彼女のアパートに移ってくるのですが、彼のボンクラ仲間たちも一緒にやってきて…というお話。こういう事態になったら普通は男は逃げるよな。そんなことない?

内容は至極普通のラフトラック付きシットコムで、目新しさは全くなし。別にこういう古典的なシットコムも嫌いではありませんが、肝心のジョークが面白くないようではねえ。「Extras」のアシュリー・ジェンセンが出ているのが取り柄かな。あと主役が妊娠しているということはいずれ臨月に入ったり出産したりするということで、そうした環境の変化というのはこの手のシットコムとは相容れない要素のような気がする。まあそもそもこの作品がそこまで長続きするかは不明ですが。

ちなみにジェナ・エルフマンの声って結構ドスが効いてるんですね。どうしても雨蘭咲木子のイメージが強いもので。

エミー賞

まあ順当な結果といったところか。個人的には「Breaking Bad」のブライアン・クランストンが昨年に続いて受賞したのが嬉しい。あと「デイリーショー」は6年連続?独占状態じゃないの。

数年前はエミー賞といえばHBOが幅をきかせてたような気がするけど、ここ2年はAMCが勢いづいてますね。

「The Beautiful Life: TBL」鑑賞

ミーシャ・バートン主演の、The CWの新作ドラマ。まあThe CWの典型的な作品といった感じで、スーパーモデルの華やかな生活とその裏側を、白人の美男美女を使って描き出したシリーズ。タイトルの「TBL」って何のためについてんの?

俺が死ぬほど嫌いなアシュトン・カッチャーがプロデューサーに名を連ねているせいか内容はとても薄っぺらで、観光旅行の際にスカウトされた田舎の少年とか、父親が刑務所に入ってる少女とか、子供を隠れて産んで半年ぶりに復帰したモデルとかがでてくるんだけど、結局のところスーパーモデルってみんな自惚れたスノッブのような気がして共感できるような登場人物はいなかったすね。「ゴシップ・ガール」なんかが人気あるように、このような番組を好む人たちがいるってのは分かるんだけど、モデルの世界の裏側なんてMTVのリアリティー番組とか「アグリー・ベティ」とか観れば十分じゃん。

演出も笑っちゃうくらいにベタで、主人公の男女が曲がり角でぶつかる初対面のシーンとか(これは「Vampire Diaries」にもあった)、ファッションショーの大事な局面でとつぜんスローモーションになった後に観客がスタンディングオベーションを送るシーンとか、もうちょっと工夫しろよって感じ。今後の展開はどうなるんだろうって思わせる要素が一つもないんだよな。音楽も耳障りだし。

俺はぽっちゃり系よりも痩せてる女性のほうが好みだけど、この作品に限らずThe CWの番組に出てくる女性たちってみんなスレンダーなもののなんかグロテスクに見えるんだよな。それがメイクによるものなのか衣装によるものなのかは知りませんが、ああいう女性(あと男性)を「美しい」として売り込む風潮というのはいいかげん止めたほうが良いような気がする。

Dave Chappelle “Fuck Ashton Kutcher”

「THE VAMPIRE DIARIES」鑑賞

「スクリーム」や「ドーソンズ・クリーク」などで無垢な田舎のティーンの少年少女をいぢめて十数年の変態、ケヴィン・ウィリアムソンがプロデューサーを務めるThe CWの新作ドラマ。

題名から分かるようにいわゆる「吸血鬼もの」の作品で、ヴァージニア州の高校に「良い」吸血鬼(人を襲わないやつ)がやってきてそこに通う女の子とねんごろな仲になるものの、同時にその吸血鬼の兄であるワルい吸血鬼もやってきて危険な三角関係を築くのでした…というような話。

90年代から続くヤングアダルト小説が原作らしいけど、既に世の中には「トワイライト」とか「TRUE BLOOD」みたいなヴァンパイア作品が出回ってるので、もうお腹いっぱいという感じ。しかも内容は吸血鬼もののクリーシェが満載で、「危険な恋に目覚める少女」とか「人の血を吸いたい衝動にかられる良い吸血鬼」とか、どこかで観たような展開ばかりで目新しさはゼロ。加えて題名通りに少女と吸血鬼の両方が日記をつけてるものだから、それを書いてるときに説明口調の独白がかぶさってくるのがクドい限り。あと主人公の吸血鬼が「ギャラクティカ」のティロルを細身にしたような、あまり美男子ではない人だというのもどうかと。

吸血鬼もののTVシリーズというと「バフィー」という金字塔があるために、もっとオリジナリティを打ち出す努力をしないと長続きしないんじゃないですか。