「KATH & KIM」鑑賞

こないだちょっと言及した、セルマ・ブレア主演のシットコム。今年の新作ドラマは海外作品のリメークが多いんだけど、この作品もオーストラリアの人気シットコムをリメークしたものなんだとか。

36歳のセルマが演じるのはキムという名前の、10代のような服装をするのが好きな20代の女性というなかなか無理のありそうな役回り。ボンクラの夫と結婚したけど家事をするのが嫌ですぐ実家に帰ったものの、母親のキャス(SNLのモリー・シャノン)には新しい恋人ができていて…。といった感じの、まあよくありがちな設定のコメディ。母と娘の奔放な生活を描きたいんだろうけど、なんかMILFな人たちが男漁りをしているようで個人的にはどうもダメだなこういうの。

で肝心のセルマ・ブレアですが、いちおう無邪気な娘を演じているものの、相変わらず目つきの鋭さが毒サソリのようです:

加えてティーンなファッションが好きということで、ヘソ出しルックとかもばっちり披露してくれてるのですが:

腹のタルみ具合が…いやこの話は止めておこう。最初見たときは絶句したけど。

この母娘に加えてキムの夫は白痴スレスレだし、キャスの恋人は穏健なようで変態そうだし、製作側の意図しないところでジョン・ウォーターズ作品のような世界が出来上がってるのはすごい。でもシットコムとしては最低の出来なので1ヶ月くらいで打ち切りになるでしょう。あと凡庸なシットコムなのに手持ちカメラで撮るなよ!意味もなく画面がグラグラしてやんの。

というわけでセルマ・ブレアは早くキワモノ映画に戻ってくるように。メインストリームに未練があるようならケヴィン・スミスあたりの作品に出るのはどうでしょう。

ホーマーはオバマ支持


マケインに6票入れる結果になってしまってますが。

これが絶頂期の「シンプソンズ」だったら、単に機械にボコボコにされるだけでなく、そのままホーマーがマケインの選挙事務所まで引きずり込まれて洗脳させられるとか、それくらいの手間をかけたジョークを披露してたもんなんだけどね。

エミー賞

「MAD MEN」「30 ROCK」というのは下馬評通りか。個人的には「BREAKING BAD」で体当たりの演技を見せてくれたブライアン・クランストンが主演男優賞を穫ったのが嬉しいこってす。

「FRINGE」鑑賞

今をときめくJ・J・エイブラムス製作の新作ドラマ「FRINGE」のパイロット版(90分)を観た。

つまんね。やっぱり俺、エイブラムス作品ってダメだわ。

ジャンボ機のフライト中に、全ての乗客の皮膚が溶けて死亡するという謎めいた事件が発生。これを受けてFBIエージェントのオリビアは調査を開始するが、容疑者を追う際に同僚/恋人のエージェントが謎の薬品を浴びてしまい、彼もまた皮膚を冒されてしまう。瀕死の彼を救うために、オリビアは事件の唯一の手がかりである科学者ウォルターを、その息子ピーター(ジョシュア・ジャクソンだ)の手を借りて精神病院から連れ出し、恋人の体に何が起きているのかを調べさせるのだが…。というのが大まかなプロット。

テレパシーや予知能力、死体蘇生といった超常科学をテーマにしたサスペンスドラマで、それなりに凝ったCGなども使われているものの、全体的には10年前のクリス・カーター作品といった内容で目新しさは感じられない。怪しい機械を使って(オリビアが下着姿になる必要あり)昏睡状態のエージェントの意識に潜入する場面とかもあるけど、その科学的な説得力は殆どなし。第2話にも赤ん坊が急激に成長するという描写があるらしく、質量保存の法則を完全に無視してると叩かれてるみたい。超常科学だから何でもオッケー、というのは製作側の手抜きじゃないでしょうか。

そして一番の欠点は主人公たちに魅力がないことで、オリビアは超常現象を目の前にしてオロオロしてるだけだし、ウォルターは電波系入ってるし、ピーターは単なる助手といった感じ。いろいろ勃発する超常現象には関連性があって、ある巨大企業が裏で絡んでいるらしいということが示唆されるんだが、そういった悪に立ち向かうのにはとても頼りなさそうな主人公たちなんだよね。これが例えば「Xファイル」だったら、真実を究明するために積極的に行動するモルダーに共感できたりしたんだが。あとオリビアが老け顔のブスだというのも助けにならんな。

エイブラムス作品ということでファンは多そうだし、そう簡単には打ち切りにならないだろうけど、個人的にはもう観る気ないや。

新「ナイトライダー」再挑戦

パイロット・ムービーがダメダメだった新「ナイトライダー」のTVシリーズ第1話が公開されてたのでとりあえず観てみる。パイロット・ムービーの不評を受けてか、主人公のアホな相棒とかがいなくなっていて、全体的には改善された出来になっていた。まあ基本的にはカッコいい車が走り回るだけのドラマだから、頭をカラっぽにして観るぶんには十分楽しめる番組ではないかと。KITTの装甲が炎上して車内が高熱になり「ああ暑いわ」なんて言っておねーちゃんが服を脱ぎだすあたりは 、視聴者ターゲット層へのサービス精神が溢れるほどに感じられました。

KITTの声は相変わらずヴァル・キルマー。オールドファンには嬉しいターボ・ブーストが復活してるぞ。ジャンプ力が低いのが気になるけど。あと意味もなくやたらシャカシャカと変形をするんだが、ピックアップ・トラックにまで変形したのには「ウソつけ!」と叫んでしまった。いつかはロボットに変形するよ、あれ。

「主人公がイラクで記憶を消されていた!」という突然出てきたプロットが成功するかどうかは微妙だけど、今年のシーズンの目玉になる作品ではあるでしょう。