‘Star Trek’ cast member to appear in fan film

「スター・トレック」のチェコフことウォルター・ケーニッグが、一般のファンが作るスタトレ・シリーズ「NEW VOYAGES」の1エピソードに出演することになったとか。もちろんチェコフ役で。 「チェコフをきちんと演じきりたかったんだ」という彼のコメントがホノボノとしてるけど、脚本は本当に「スター・トレック」のライターだったDCフォンタナが担当し、エミー賞を受賞したメーキャップ係も参加するなど、本当に素人映画?というくらいにスタッフが豪華なものになるらしい。前にドキュメンタリー「トレッキーズ2」のDVD特典についていたファン映画を観た時は「特撮は及第点、演技はダメ」といった感じだったが、本物の役者が参加するようになったら、素人映画とプロ映画の境界なんてどんどん薄れていくんだろう。

前から漠然と考えていることだけど、ヒットするかどうか分からない「スター・トレック」の新シリーズを、アイデアをかき集め、大金をかけて製作するようなことをパラマウントはやめて、むしろ「トレック」をオープンソース化してファンに提供し、そこからライセンス料なんかを得た方が確実に儲かるんじゃないだろうか。少なくともパラマウント側の出費はゼロですからね。ゼロ。

この記事にも「NEW VOYAGES」は2000万回のダウンロードを記録したとあるし、「もし1ドルの課金をすることができたら、パラマウントには75パーセントを払ってもいい」という製作者のコメントが載せられている。そしたらパラマウントには1500万ドルの利益が転がり込んでくるわけで、決して悪い話ではないと思うんだが。

2005年度シーズン 番組表

アメリカの今秋のプライムタイムのスケジュールが発表されていた。 前にも書いたが、人気のある番組は惰性で続いてるようなものが多く、それに新参の番組が戦いを挑む、といったところか。「YES, DEAR」とか「CHARMED」とか、まだやってんのって感じ。個人的には「ARRESTED DEVELOPMENT」が打ち切られなかったのが嬉しい。

新参の番組は内容の出来にかかわらず、半数以上が視聴率争いに負けて脱落していくだろうからあまり詳しく述べないが、ジェイソン・リー主演のコメディ「MY NAME IS EARL」はちょっと興味あるかな。

かつてはゴキブリのごとく数を増やしていたリアリティー番組も、今年はちょっと数が減ったみたいなのは歓迎すべきことだろう。素人参加型番組なんてのはプライムタイムでなくケーブル局でやってればいいもんだと思うので。しかし「THE APPRENTICE: MARTHA STEWART」って何なんだよ。

昔は新しいスケジュールが発表されるたびに興奮してたものだけど、TVドラマなんてシーズン1の半ばあたり、つまり放送開始時にそこそこの視聴率を獲得して、一番最初の「首切り」を逃れ、脚本家やキャストが番組に慣れてくるころから面白くなるわけで、5月の段階でいろいろ杞憂するのはやめました。

もっとも今秋にはカナダにいないだろうけど。

「エンタープライズ」最終回

NY旅行中に録画しておいた「スタートレック:エンタープライズ」の最終話を観る。「新スタートレック(TNG)」や「ディープ・スペース・ナイン」、「ヴォイジャー」がどれもシーズン7まで放送されたのに対し、第4シーズンで打ち切りという不運な結末を迎えたわけだが、スラッシュドットなんかの書き込みを見る限りでは今シーズンの出来はずいぶん向上したらしいし、個人的にも「ヴォイジャー」なんぞよりはずっと優れたシリーズだったと思う。「BATTLESTAR GALACTICA」が大ヒットしていることを考えれば、SF番組の人気が衰えたというよりも、単に「スタートレック」というブランドが視聴者に飽きられたということになるのだろうか。

そしてその最終回だが、これがまたお粗末な出来で、エンタープライズ号が退役するまでの数日間の様子を「TNG」のライカーとトロイがホロデッキで鑑賞する、という変な仕掛けになっていた。ラストに豪華ゲストを持ってきて華を飾りたかったのだろうけど、逆に話の主役が「エンタープライズ」のキャストなのかライカーたちなのか中途半端で分かりにくく、アーチャーたちが「ただのホログラム」として軽んじられてるようなところがあったのが気にくわなかった。それに今までのシリーズはどれも最終話が2時間だったのに今回は1時間だけだったため、ずいぶん話の展開が急ぎ足になり、途中で重要なクルーが死ぬってのに何の余韻もなしに話は進み、しまいには最後に主人公がスピーチをする直前で終わるという、実にあっけないというか、後味の悪い終わり方を迎えたと思う。 おまけにこの話に出てくるライカーとトロイは「TNG」第7シーズンのエピソード「THE PEGASUS」の頃の2人、という設定になっているものの、当然演じている役者は当時より10年近く老けてるわけだから違和感がありありで、いい年したオバサンがセーラー服を着て女子高生と偽ってアダルトビデオに出てるような、すごい場違いな雰囲気が漂っているのが非常に無様であった。

この話の脚本を書いたのは、このシリーズの原案者でもあるリック・バーマンとブラノン・ブラガだが、この2人って「スタートレック」をつまらないものにした、ということで多くのファンから糾弾されているわけで、確かにこの話を見る限りではクレバーなものを書こうとして見事に失敗して墜落炎上したという、ここ最近の彼らのパターンからまるで抜け出せてないと思う。

しかしここまで書いといて何だが、個人的にはこの話を観てもあまり怒りはしなかった。話の舞台が今までのエピソードの10年後という、一種の「外伝」もしくは「パラレルワールド」的な扱いになっていることや、この1つ前のエピソード(前後編)の方がむしろ最終話によく似合う、しんみりした終わり方をしていたためかもしれない。あるいはシリーズ打ち切りがあまりにもファンの間で話題になってしまったため、打ち切り発表後のエピソードがどれも「プチ最終話」のように感じられたからだろうか。

「ギャラクティカ」が不死鳥のごとく甦ったように、「スタートレック」がまたテレビや劇場において復活する日はそんなに遠くはないだろう。パラマウントのドル箱ですからね。ただその際は、バーマン&ブラガではない人々が舞台裏にいることを祈るばかりである。

EXTERMINATE!! EXTERMINATE!!


昨夜放送された「ドクター・フー」に、ドクターの長年の宿敵であるダーレク(写真上)が出演していた。ああ懐かしい。以前のエピソードみたいに何体も登場して惑星を征服する、といった内容ではなく、地球にただ1体残されたダーレクが自分の存在意義を問う、みたいな感じになってたのは物足りないが、まあ第2シーズンにも登場するらしいのでよしとしよう。 ダーレクといえばその脚のないデザインから、「宇宙最強の種族のくせに階段を上れない」と何十年もバカにされてきたものの、昨夜の話では空中浮遊などという新手の技を見せつけてくれたのであります。なお個人的にはドクターの宿敵といえばダーレクよりもサイバーメンのほうが好きなのだけど、そのサイバーメンもちょっとだけ登場したのが嬉しかった。

ちなみにこの新「ドクター・フー」、イギリスのSFドラマながら特撮が意外なほどしっかりしていて見応えがある。カナダを含む海外への販売をふまえたうえでそれなりの製作費をかけてるのだろうけど、かつてのチープな「ドクター・フー」とは大違いだ。

「犯罪捜査官ネイビーファイル」最終回


CBSの長寿番組「犯罪捜査官ネイビーファイル」こと「JAG」の最終回が昨夜放送された。CBSの低迷期でもコンスタントに視聴率を稼いでいた番組だが、特番を組まれることもなく比較的ひっそりと終わってしまった。番組終了の原因には全体的な人気の低下や、主演のデビッド・ジェームズ・エリオット(トロント出身)の契約が切れたことなどがファンの間で挙げられているが、10シーズン目にして製作側がそろそろ終わりを迎えたかった、と考えるのが妥当かもしれない。

海軍を舞台にした法廷ドラマ、という比較的異色の設定をもったTVシリーズだったが、決して「アメリカ万歳、海軍万歳」といった内容にはならず、時事問題などを取り入れながら、国際情勢の複雑さや軍隊の抱える問題などをうまく扱った作品であった。最終回では主役2人が婚約するという、やや安直な結末を迎えたわけだが、まあファンの望み通りの終わり方になっていたと思う。なお2年前から「NCIS」というスピンオフ作品が放送されており、こちらは海軍を舞台にした「CSI」みたいな番組になっている。

ちなみに準主演のキャサリン・ベルってかなり個人的に好みのタイプで、30代後半になっても非常に美しい。これでサイエントロジストでなければ完璧だったのに…。