「ボラット」鑑賞

borat
観ちゃったよ。いや、とても笑える映画なんですけどね、でも素人へのドッキリと人種差別をネタにした笑いというのは、笑いつつも心の片隅でなんか罪悪感を抱いてしまって気まずい感じになってしまうんだよな。今後はこういう素人参加型のコメディが増えてくるんだろうね。日本だと素人にはモザイクとかかけて隠すけど、やはりアメリカでは後から出演者に「この映画を訴えるなよ!」というような誓約書を書かせたらしい(それでもしっかり訴えられてたけど)。あとカメラアングルなどから察するに、いくつかのシーンはヤラセが入ってるみたいだ。

ちなみにコメディ映画としてだけでなく、ロード・ムービーとしても秀逸な作品になっていて、外国人がアメリカ大陸を横断するときの不安さがよく伝わってきて面白い。彼らが途中で遭遇する中南部の田舎の人々はいわゆるレッドネックそのまんまで、これがアメリカのマジョリティの姿なんだよな。我々が普段ドラマで目にするようなNYやLAのオシャレな人々なんてのは、アメリカ人の実像から遠くかけ離れた姿だってのがよく分かる。

良くも悪くも内容がとってもアメリカンだから、この作品って日本じゃ大衆受けはしないだろうなあ。カルト人気は出るだろうけど。

インディ4

老練の冒険家というよりも、テラスで日を浴びてるジジイにしか見えないのは、やはり問題だろう。続編作る意味はあんのか?indiana.jpg

ディズニー、名作の続編のDVDムービーを製作中止

ここ最近のディズニーは、昔の名作映画のカスのような「続編」(「バンビ2」?「シンデレラ3」?誰が観るってんだ?)のDVDを連発して子供たちからお金を巻き上げるビジネスに力を入れていたわけですが、それらのあまりの出来の悪さに、ピクサー経由でディズニーに加わったジョン・ラセターがそうした続編の製作を中止させ、担当者をクビにしたんだとか。おおカッコいいぞラセター。遅すぎるような気もするが。

でもこれってDVDムービーだけの話なんだろうか。「ピーターパン2」なんて劇場公開されてんだよな…。

「TOP CHEF」は意外と面白い

top chefiTunesストアで、ブラボー・ネットワークのリアリティ番組「TOP CHEF」の第3シーズンの第1話が無料で配布されていたので、「また低俗なリアリティ番組かい…」と思いつつ観てみたら、何気に面白かった。

番組の内容は十数人のシェフが、いろいろ制限を課せられたなかで料理の腕を競い合い、審査員の評価によって毎週1人ずつが脱落していくというもの。まあよくある「サバイバー」形式だね。「アメリカン・アイドル」とか「フィアー・ファクター」みたいな素人参加型のやつは出演者の辿々しさが見てらんなくて嫌いなんだが、このようにそれなりのプロたちが参加するやつは展開がスピーディで安心して見てられる。1話ごとにコンテストは2回あって、第1話ではビュッフェの食材を使って10分で前菜をこしらえるというものと、ワニやガラガラヘビ、ミルクイにイノシシといったゲテモノ肉を材料に2時間で料理を作るというコンテストをやっていた。ウニやウナギ、アワビなんかもあって、アメリカ人がああいった食材を料理するのを見るのは興味深いものがありますね。「料理の鉄人」のパクリ的な部分もあるんだが、あちらよりも審査員がはるかに辛辣なのがいい。

ちなみにプロ参加型のリアリティ番組といえば、以前にもiTunesストア経由でヘアスタイリストのやつとかインテリアコーディネーターのやつとかも観たことあるけど、どれもこの「TOP CHEF」ほど面白くはなかったと思う。「食」という身近なものを題材にしてるから面白く感じられるのかな。それとも司会者と参加者のテンポが良いからかな。ヒットしたリアリティ番組「プロジェクト・ランナウェイ」と同じプロダクションが作ってるらしく、番組の出来は非常にいい感じ。次回も観たくなるような作品。