「ONE PUNK UNDER GOD」鑑賞

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これまたiTunesストアで無料ダウンロードした、サンダンス・チャンネルのリアリティ番組「ONE PUNK UNDER GOD」の第1話を観る。

話の中心となるのはジム・ベイカーという全身にイレズミとピアスをした31歳の「バンク牧師」で、彼はアメリカ有数のキリスト教団体だった「Praise The Lord (PTL)」の創設者の夫婦のもとに生まれたのだが、父親の浮気および資金横領というスキャンダルによってPTLの評判は地に堕ちてしまう(アメリカではけっこう有名なスキャンダルらしい)。これで自暴自棄になったジム少年はクスリに走るのだったったが、やがてキリストへの愛を再認識し、レボリューションなる団体をたちあげて布教につとめ、疎遠となった父親ともよりを戻そうとするのだった…というのが大まかな流れ。

イレズミとピアスをしたクリスチャンなんてクリスチャン・ロックやってる奴にいっぱいいるから珍しくもないが、親のスキャンダルのおかげで人生のどん底を経験した子供の物語、という視点はなかなか興味深い。かつてPTLはディズニーランドにも匹敵するほどの巨大なテーマパークを運営してたんだが、今は完全に廃墟となった敷地内を歩きながら、子供時代の思い出を細部に至るまで詳しく語っていくジムの姿は非常に印象的だ。そういえばチャック・パラニュークの「サバイバー」の主人公がこんな感じだったよな(あっちは新興宗教だけど)。

アップルのiPhoneは出るんかいな

ここ最近のアップル・コンピューターに関する噂は、アップルがついに携帯電話業界に参入するんじゃないかという話でもちきりで、すでに台湾の会社に生産を依頼しただとか、来月のマックワールドで発表されるんじゃないかとか、けっこう具体的で根も葉もありそうな噂がインターネットを飛び交ってるのであります。

しかもこの携帯、通称「iPhone」は単なる音楽携帯なんぞではなく、OSXとの連携もバッチリでキーボードも内蔵されてるなんて話もある。これが本当だったら非常にエキサイティングな話だし、ちょうど携帯を交換しようかと思ってたところなのですぐにでも買いたいんだが、日本じゃキャリアの問題とかが複雑そうだから、発表されても日本発売は当分先かなあ。

とにかくマックワールドで何が発表されるのか、今から楽しみなこってす。

「GNOME」鑑賞

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こないだの「DEALBREAKER」と同様に、「グラマー」誌が企画した短編映画である「GNOME」を観てみる。これもiTunesストアで無料で入手したもの。

「DEALBREAKER」は「セックス&ザ・シティ」の粗悪なパクリみたいな作品だったけど、こちらはその「SATC」の脚本を書いてたジェニー・ビックスなる女性が脚本と監督を担当した作品で、結構面白かった。

主演は「ギルモア・ガールズ」のローレン・グラハムで、とある主婦がひょうなことからクロスドレッサーの3人組の車に相乗りすることになり、彼らの話を聞きながら家まで送ってもらうというもの。短いながらもロード・ムービーの雰囲気があっていい。相変わらずスタッフがやたら多いのが理解できないけどね。これぐらいの作品だったら裏方が10人もいれば作れそうな気がするけど。

「スーパーマン・リターンズ」鑑賞

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「スーパーマン・リターンズ」をやっと観る。今年ダントツで観たかった映画なんだけど、やっぱり1800円も払って劇場で観るというのが嫌だったので、米アマゾンでDVDを購入した次第です。でも日本でも今月DVDが発売されるんだってね。送料入れてもアメリカ版のほうが安いのがよく分からんけど。

全体的には俺の過剰なる期待を満たすほどには至ってないけど、それでも良く出来た作品といった感じ。一番の特徴としては、「バットマン・ビギンズ」がバットマンの歴史を最初から語り直していたのに対し、こちらはオープニング・シーケンスからも分かるように70〜80年代の「スーパーマン」映画の続編という設定になっているわけで、過去の作品へのオマージュがちょっと強すぎるかなあとも思う。良くも悪くも登場人物の背景説明が殆どされてないので、スーパーマンのキャラクターに詳しくない人は少なくとも「スーパーマン2」(レスター版であれ、ドナー版であれ)は前もって観といたほうがいいかもしれない。このように初心者に優しい作りにはなってない反面、シャトル事故からロイスを救出するところとか、「アクション・コミックス#1」の表紙そっくりのシーンが登場するなど、マニア受けしそうなところはいろいろあるんだよね。

あと「Xメン」もそうだったけど、ブライアン・シンガーはアクションよりもドラマ部分を強調するきらいがあって、これは「Xメン」だと実にうまく役立ってたんだけど、今回はちょっとメロドラマ的なところが多いかな。メロドラマといえば、スーパーマンを面白くしていた要素の1つに「クラーク → ロイス → スーパーマン」といった三角関係があって、実はクラークがスーパーマンであるというスーパーヒーローものならではのヒネリが非常に面白かったんだが、今回はロイスの夫というよく分かんないキャラクターが出てきて四角関係になってしまい、ロイスに恋慕するクラークというアングルが希薄なものになってしまったのが残念。ちなみにコミックスではとうの昔にクラークとロイスは結婚してるんだけど、あれはあれでまた違った人間関係があって面白かったりする。

キャスティングに関していえば、ブランドン・ラウスは合格点。クリストファー・リーブには及ばないとはいえ、クラークもスーパーマンもうまく演じている。少し無表情すぎるところもあるかな。ケイト・ボズワースは可愛いんだけど、ロイスのような女性を演じるには線が細すぎる感じ。熱血レポーターという意味ではマーゴ・キダーやテリ・ハッチャーのほうが似合ってた。そしてレックス・ルーサー役のケヴィン・スペイシー。彼は好きな役者なんだけど、いつもなら彼の魅力であるややオーバーかつコメディックな演技が今回は災いして、ちょっと滑稽な悪役になってしまったかな。全体的にジーン・ハックマンとダブってるところがあるんだけど、個人的にはルーサーってもっと冷徹なキャラクターだと思うんだけどね。まあこれに関しては演出側に咎があるのかもしれない。

なんか不満をダラダラと書いてるようになってしまったけど、あくまでも俺の期待が大きすぎただけで(予告編の出来が良すぎるというのもある)キャラクターの魅力をきちんと理解している、十分に楽しめる作品ではあったことは間違いない。前にケヴィン・スミスが書いたという脚本を読んだことがあるけど、あれはプロデューサーの意向によりスーパーマンが飛ぶシーンがないというシロモノで、あれが映画化されてたらこの「スーパーマン・リターンズ」よりもずっと劣ったものになってたんじゃないの。とりあえず続編の製作が決定したらしいので、これを凌ぐ作品になることを期待したいところです。

ヴァーティゴ作品が無料でダウンロード可能に

DCコミックスのサイトで、新旧のヴァーティゴ作品の第1号が無料で多数ダウンロードできるという、なかなか太っ腹なサービスをやっている。

このブログで何回も言及している「ヴァーティゴ」というのはDCコミックスのレーベルの1つで、概して大人向けの作品(エロに非ず)を扱っており、スーパーヒーローなんかの枠に捕われない、独創的かつ芸術的な作品を多数出してきたことで有名なレーベルなのです。最初はイギリス人作家によるホラー/ファンタジー作品が多かったんだけど、それがやがてSFや犯罪もの、さらにはウェスタンと様々なテーマの作品を出版するようになっていったのも、ヴァーティゴの成功の証といえるだろう。また「コンスタンティン」をはじめ、こないだ書いた「PREACHER」や撮影がそろそろ終了する「STARDUST」など、それなりに多くの作品が映像化されている。

提供されている作品のうち、個人的なお勧めはクリス・バチャロがまだ上手な絵を描いてたころの「DEATH: THE HIGH COST OF LIVING」や「TRANSMETROPOLITAN」、「100 BULLETS」あたりかな。アメコミといえばスーパーヒーローしか思い浮かばない人たちには、ぜひ読んで欲しい作品群。タダでっせ。