2019年の映画トップ10

3年前にやったように、上位5位と下位5位を順不同で観た順に並べていく。ちなみにみんな大好き「アイリッシュマン」は未見な。

<上位5位>
・「アベンジャーズ/エンドゲーム
前作よりもずっと楽しめる内容になっていたし、きちんとキメるところはキメて、長年にわたるマーベル作品の流れをきちんと締めくくる出来になっていた。これから何が続くにせよ、この作品までの盛り上がりを再現するのは難しいだろう。

・「アド・アストラ
今年は「ハイ・ライフ」もそうだったけど、孤独な宇宙探索ものって個人的に好きなのです。この監督の前作に続き、探検に執着する父子の姿が良かった。ブラピは「ワンス・アポン〜」とあわせて今年は良い演技を見せていたな

・「BOOKSMART
飛行機で観たので、内容はたぶんカットされていると思う。それを置いておいても、同級生たちのあいだで空回りするガリ勉女子ふたりの青春物語が、観ていて大変切ないのです。

・「THE ART OF SELF-DEFENSE
これも飛行機で。巷で話題になったToxic Masculinityが男性に及ぼす効果を、暗く、そして面白おかしく描いた傑作。主役のジェシー・アイゼンバーグがとにかくハマっている。これもっと話題になっても良いのになあ。いずれカルト人気を誇る作品になってほしい。

・「パラサイト 半地下の家族
そしてこれも飛行機で。どこに話が着地するのか分からないまま、ハラハラ感を抱きながら観続け、やがて社会格差を鋭く突いたオチに驚く。韓国映画は「バーニング 劇場版」も良かったが、あれもまた社会格差をテーマにしていた。

<下位5位>
・「アクアマン
DCコミックスが「ジャスティス・リーグ」の呪縛から離れて、好きにやろうぜ!というスタンスをとったらちゃんと面白いものができてしまった。「シャザム!」も「ジョーカー」もそうだけど、無理にユニバース作りとか気にしなくてもええんよ。

・「WHAT WE LEAVE BEHIND
映画なのか?と言われると微妙だけど、まあ劇場公開したしぃ。自分が出資した「DS9」のドキュメンタリーが完成したのを見ると嬉しいじゃないですか。元ライターたちが1日だけ集まって続編のプロットを投げ合う光景も大変勉強になった。

・「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」
ストーリーが雑なのは重々承知しているのですが、とにかく監督の怪獣愛がひしひしと伝わってくる作品でした。怪獣がいればすべてオッケー!株価も上がるしあなたもモテモテ!みんなハッピー!といったラストは、多くの映画人が見習わなければならないと思う。たぶん。

・「アンダー・ザ・シルバーレイク」
日本だと昨年公開ですが、アメリカ公開にあわせて観たということで…個人的にはすごくトマス・ピンチョンの小説に似ていると思った。主人公が意味不明な陰謀に巻き込まれていく様が大変面白かったです。

・「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
純粋なフーダニットかというとそうではないかもしれないけど、豪華キャストがお互いを罵倒しながら話が二転三転していくのが面白かった。ライアン・ジョンソンはやはりSFよりもミステリーが似合っている。

「シルバーレイク」を昨年の作品として省くなら、「THE NIGHTINGALE」あたりが入るかな。世間の評判が高い「ワンス・アポン〜」や「ジョーカー」はさほどでもなかったような。昨年の「ROMA」にしろ今年の「アイリッシュマン」にしろ、配信系のオリジナル映画もちゃんとチェックしないといかんですね。