Teaser あれこれ

来年公開の「SUPERMAN RETURNS」のティーザーが公開されてたおいなんかものすごく面白そうじゃん。

スーパーマン=神の子=キリストという含みのあるナレーションも興味深い。動くDCの新ロゴもかっこいい。あー早く観たい。

ティーザーといえば鬼才ダレン・アロノフスキーの「THE FOUNTAIN」のやつも公開されてる。大晦日公開のはずなのに、まだティーザーだけ?難解なストーリーの映画にふさわしく、ティーザーだけ観てもいまいち内容はつかめないのです。

それでもってトレーラーを観る限りではとってもダメそうなのが「AEON FLUX」。原作(MTVのアニメ)のバンデシネな雰囲気がまるで出てないじゃん。完全な変態だったトレヴァー・グッドチャイルドが実に普通の人になってるのもダメダメ。今回のシャーリーズ・セロンといい、「キャットウーマン」のハリー・ベリーといい、オスカー穫った女優って何で直後にB級アクション映画に出て、キャリアを潰すようなことをするんだろう。

独映画のポスター、史上最高値の69万ドルで転売

今までの人生で映画を山ほど観てきたわけですが、自分にとってナンバーワンの映画は何といってもフリッツ・ラングの「メトロポリス」なわけです。 オリジナル版を観たことがない(現存してない)とか、ジョルジオ・モルダー版が実はけっこう好きだったりするという引け目もあるものの、1920年代にあれだけの壮大な活劇を作り上げたということは、現代の監督たちがどれだけ制作費や人力を豪勢に使っても太刀打ちできない偉業であり、まだ人々が機械に尊敬と畏怖の念を抱いていた戦前の雰囲気も含めて、もはや決して再現することのできない、文字通り「失われた芸術」だと思うのです。

でもさすがにポスターに何千万円も払う気はないけど。

ビリー・ウエスト インタビュー

こないだ「フューチャラマ」の声優であるビリー・ウエストのことについて少し書いたけど、偶然にも今週のオニオンに彼のインタビューが載っていた。日本の声優に比べてハリウッドの声優ってマイナーなイメージがあるけど、業界の裏話とかが読めて面白い。 「声優ってのは様々なキャラクターに合わせて声を変える存在なのに、最近のCGアニメではウィル・スミスとかキャメロン・ディアスとか、キャラクターの声を担当する有名人が前面に出されすぎて作品の質を落としている」(大意)なんて発言には非常に同意。
ピクサー作品(除く「トイ・ストーリ−1&2」)なんかは比較的無名の役者を使うことで、キャラクターそのものを立てることに成功してると思うけど、それ以外の会社は…。しかも日本みたいに、声優どころか役者ですらない「アイドル」を使って吹替え版を作るのは問題外だと思うんだけど、どうなんでしょう。

早く復活しろ、「フューチャラマ」。

「厳戒態勢「宇宙戦争」試写の理由…業界裏メール」

日本武道館での「宇宙戦争」の試写の中止は「単なる自意識過剰か。作品への自信のなさ」なんていってる記事があった。 スピルバーグやトム・クルーズの弁明をする気はさらさらないが、この記事に書かれてる「せりふのある人物以外はすべてボカシが入っている版、つまり完全な本編を見ずに字幕を付けさせられた」なんてことは知る限り5年以上前から大作映画に対して行われてることで、珍しいことでもなんでもない。海賊版の流出を防ぐために、日本語版制作において最低限必要な未完成の素材しか渡されないというわけだ。

ハリウッドにとって日本なんてのは、中国や台湾のような「海賊版天国」だと思われてるわけで、そこで世界初公開なんか大規模にやったらマズいだろう、と判断されて試写が中止になったというのが今回の真相ではないか。それを自意識過剰だの自信が無いだの、変に勘ぐられてもねえ。

でも最近あった「エピソード3」の流出(タイムコード付きの完全版)なんかを見てると、アジアでの海賊版流出を心配するよりも、身内の横流しに目を光らせたほうがいいんじゃないの、と思ってしまう。

アメコミ映画 雑記

レビューとか個人の独断と偏見で判断する限り、スーパーヒーローものに関して言えば、「バットマン・ビギンス」は傑作、「ファンタスティック・フォー」は駄作、「V FOR VENDETTA」もダメそう、ということでしょうか。観てない映画について多くは語りませんが。 あと「X3」の監督が交代して、ヴィンス・ヴォーンからブレット・ラトナーになるとか?あまり興味ないけど。

むしろニール・ゲイマン原作の「THE BOOKS OF MAGIC」の映画化がいつのまにか進められているらしい。「いずれ強力な魔法使いになる、眼鏡をかけた少年」が主人公なので「ハリー・ポッターの元ネタでは?」とウワサされたこともある作品だが(ゲイマンはこのウワサを一笑)、同じワーナーで映画化となるとどう脚色するんだろう。もっともゲイマンの手がけたミニ・シリーズ版はDCコミックスの魔法キャラが総出演する内容なので(ジョン・コンスタンティンがえらくカッコいいのです)、版権の都合からその後の通常シリーズの内容をもとにするのかもしれない。

しかしゲイマンといえば、その代表作「サンドマン」の映画化はどうなったんだろう。